押韻とは?
▼押韻(おういん)-Rhymeとは?
【押韻の定義】
詩文における技法の一つ。
同一もしくは類似の響きを持つ言葉(韻)を、規則的に配置することにより心地好い語感を生み出す為、文章をリズミカルにさせる効果がある。
この技法を押韻といい、押韻を用いた文章を韻文という。
※注:言葉(韻)とは一文字から文節単位までを含めています。
▼押韻例文
1.母の胎内から生まれた後は広い世界に独りきりで暮らしていた。
何時しか狭い心を閉じてしまい力のみを誇示して生きてきた。
2.母の胎(はら)より生誕し
広い世界にただ独り
固く閉ざしたその心
強く誇示した力だけ
3.母の胎(はら)より生まれ堕ち
このだだっ広い世界にただ独り
狭い心を閉じ
己の力ばかりを強く誇示
4.母の胎(はら)より生まれ堕ち
広い世界にただ独り
狭い心を固く閉じ
力ばかりを強く誇示
これら四つの文章は同じ意味ですが
・通常文である【1】に対しリズムだけを揃えたものが【2】
・韻だけを揃えたものが【3】
・そしてリズムと韻を共に揃えたもの、すなわち押韻した文章が【4】です。